(Manual Muscle Testing)
医療や介護の現場でよく耳にする「MMT」という言葉、皆さんは正しく理解できていますか?特に整形外科やリハビリテーションに関わる病棟では、毎日のように飛び交う専門用語の一つです。
一言でいうと、MMTとは「患者さんの筋力がどれくらいあるかを判定する検査」のことです。これがわかると、患者さんの自立度や必要な介助量が具体的に見えてくるため、チームケアにおいて非常に重要な指標となります。
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「MMT」の意味・定義とは?
MMTは、英語のManual Muscle Testingの略称で、日本語では「徒手筋力検査」と呼びます。専門的な定義としては、検査者が患者さんの特定の筋肉に対して徒手(手)で抵抗を加え、その筋力を0から5までの6段階で数値化する評価法です。
0は「筋肉の収縮が全く見られない」、5は「重力に抗し、さらに強い抵抗にも抗することができる(正常)」を意味します。カルテの記載では「MMT3」や「MMT2+」のように略して書かれることが多く、リハビリ職だけでなく、私たち看護師や介護職にとっても、離床の目安を知るための欠かせない共通言語となっています。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
現場では、リハビリ専門職からの申し送りや、カンファレンスで頻繁に使われます。数値を共有することで、「どの程度の介助が必要か」という判断をスタッフ間で統一できるのがメリットです。
- 「患者さんの下肢MMTが2なので、移乗時は全介助が必要です。」
- 「上肢のMMTが4あるので、食事は自助具を使えば自立できそうですね。」
- 「以前はMMT1だった左腕が、今日検査したらMMT3まで上がっていました!」
「MMT」の関連用語・現場での注意点
MMTと一緒に覚えておきたいのが「ROM(関節可動域)」です。筋力があっても関節が固まっていれば動けないため、セットで評価されます。また、電子カルテ上の数値だけで判断せず、実際の動作観察(起き上がりや歩行)を合わせることが大切です。
注意点として、MMTは患者さんの痛みや意欲、認知機能に大きく左右されます。「MMTの数値が低い=本当に力がない」とは限らず、痛みを怖がって力を出せないケースも多々あります。評価の際は、無理な力任せの検査は禁物ですし、常に患者さんの表情や痛みの訴えに注意を払うようにしましょう。
まとめ:現場で役立つ「MMT」の知識
- MMTはManual Muscle Testing(徒手筋力検査)の略称。
- 0から5の6段階で筋力を評価する、チームの共通言語。
- 数値だけでなく、動作観察や本人の痛みにも目を向ける。
- ROM(関節可動域)とセットで考えるとリハビリ状況がより理解できる。
慣れないうちは評価の判定に迷うこともありますが、先輩と一緒に確認しながら経験を積んでいきましょう。MMTの知識は、患者さんの可能性を見つける大切な鍵になりますよ!
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