【ケロイド】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

ケロイド
(Keloid)

医療や介護の現場で、「ケロイド」という言葉を耳にしたことはありませんか?
一言でいうと、ケロイドとは「傷が治る過程で、皮膚が盛り上がって赤く残り、さらに元の傷の範囲を超えて広がってしまう状態」を指します。

外科手術のあとや、深い切り傷などがなかなかきれいに治らない際、患者様から「ここ、ずっと赤くて硬いままなんです」と相談を受ける場面は少なくありません。
私たち医療従事者にとって、ケロイドの正しい知識を持つことは、患者様の皮膚トラブルを早期に見つけ、適切なケアへつなぐための第一歩となります。

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「ケロイド」の意味・定義とは?

ケロイド(Keloid)は、医学的には「真皮の深い部分にまで及ぶ損傷が治る際、コラーゲンが過剰に作られすぎてしまうことで生じる病変」です。

通常、傷は時間が経てば平らで白い線状になりますが、ケロイドは違います。
まるでカニの足のように周辺の正常な皮膚にまで赤いしこりが広がっていき、痛みやかゆみを伴うことも多いのが特徴です。語源はギリシャ語で「カニ」を意味する言葉からきていると言われています。

電子カルテ上では特に略語がなく、「ケロイド」とそのまま記載されるのが一般的ですが、創部処置の記録などでは皮膚の状態として「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」という言葉とセットで記載されることもよくあります。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

現場では、特に術後の観察や、入浴介助などの全身清拭を行っているときに皮膚の変化として話題に上がります。医師や看護師との申し送りでは、以下のような表現が使われます。

  • 「A様の腹部手術跡ですが、ケロイド傾向があり、痒みを訴えられているので皮膚科の受診を検討しましょう」
  • 「肩の人工関節置換術後の部位がケロイド化しています。摩擦で痛みが出ないよう、ガーゼ保護やドレッシング材の選択に注意が必要です」
  • 「この患者様の背中、以前の火傷痕がケロイドになっていますね。皮膚が突っ張っているので、可動域に影響がないか観察しておきましょう」

「ケロイド」の関連用語・現場での注意点

ここで混同しやすいのが「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」という言葉です。
ケロイドは「傷の範囲を超えて広がる」のに対し、肥厚性瘢痕は「傷の範囲内だけで盛り上がる」という違いがあります。

新人スタッフが注意すべきは、良かれと思って行う皮膚のケアが、かえってケロイドを悪化させる可能性です。
「痒いから」といって患部を過度に擦ったり、湿布やテープを頻繁に貼り替えたりすると、皮膚への刺激となって増悪することがあります。

電子カルテで「ケロイド既往あり」と書かれている患者様のケアを行う際は、テープ類によるかぶれにも細心の注意を払いましょう。

まとめ:現場で役立つ「ケロイド」の知識

  • ケロイドは、傷が治る際にコラーゲンが過剰増殖し、赤く盛り上がって広がる皮膚状態のこと。
  • 「傷の範囲内にとどまる=肥厚性瘢痕」、「範囲を超えて広がる=ケロイド」という違いを覚えておく。
  • 現場では、痛みやかゆみの有無、衣服やテープによる摩擦がないかを優先的に観察する。
  • 見た目による悩みも大きいため、患者様の心情に寄り添った観察と報告を心がける。

皮膚の変化は、患者様自身が一番気にかけている部分です。
「ケロイドかな?」と思ったら、独断で判断せず、先輩看護師や医師に「ここが赤く盛り上がってきているようですが、経過観察で良いでしょうか?」と相談してみてください。あなたのその丁寧な観察が、患者様の安心に必ずつながりますよ。

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