(Hemiplegia)
医療や介護の現場で頻繁に耳にする「片麻痺(かたまひ)」。脳卒中や脳外傷などの疾患を持つ患者さんのケアにおいて、避けては通れない非常に重要なキーワードです。
「右側が動かしにくいみたいだけど、どうケアすればいいの?」「申し送りでなんて報告すればいい?」と悩む新人さんも多いはず。まずはこの言葉の正しい意味と、現場でのリアルな使い方をしっかり押さえていきましょう。
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「片麻痺」の意味・定義とは?
片麻痺とは、身体の左右どちらか半分(右側または左側)に運動麻痺が生じている状態を指します。医学的には「Hemiplegia(ヘミプレジア)」と呼ばれ、脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)が原因で起こることがほとんどです。
簡単に言うと、「脳のダメージを受けた側の反対側の手足が、うまく動かせなくなる状態」です。電子カルテ上では、簡潔に「左片麻痺」「右片麻痺」と記載されることが一般的ですね。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
現場では、単に「動かない」と表現するだけでなく、麻痺の程度や左右差を正確に共有することが求められます。以下に、よくある会話例を挙げます。
- 「患者さんの左片麻痺が残存しており、移乗の際は左側に必ず介助者が立つようにしてください」
- 「右片麻痺のため、食事の際は健側である左側に食器を配置するようにしましょう」
- 「申し送りですが、本日の離床時に右片麻痺側の下肢に力が入りにくい様子が見られました」
「片麻痺」の関連用語・現場での注意点
現場で働く上で、あわせて知っておきたい関連用語が「健側(けんそく)」と「患側(かんそく)」です。麻痺がない側を健側、麻痺がある側を患側と呼びます。
最も注意すべきは、「患側を放置しないこと」です。患側は感覚が鈍くなっていることが多いため、ベッド柵にぶつけても気づかなかったり、知らないうちに褥瘡ができたりします。また、衣類の着脱は「脱健着患(だっけんちゃっかん)」といって、健側から脱ぎ、患側から着るのが基本ルールですので、ぜひ覚えておいてくださいね。
まとめ:現場で役立つ「片麻痺」の知識
片麻痺についてのポイントをまとめました。
- 片麻痺は左右どちらかの半身が動かしにくい状態を指す。
- カルテでは「右片麻痺」「左片麻痺」と左右を明記して記載する。
- ケアの際は「健側」と「患側」を常に意識する。
- 患側の怪我や褥瘡には細心の注意を払う。
患者さんの生活を支える上で、麻痺の理解は欠かせません。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、一つずつ丁寧に観察することで、患者さんに寄り添った安全なケアができるようになりますよ。一緒に頑張りましょう!
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