【不整脈】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

不整脈
(Arrhythmia)

医療現場や介護施設で働いていると、バイタルサイン測定の際に「脈が飛んでいる気がする」「リズムが一定ではない」と感じる場面はありませんか?不整脈は、まさに心臓の鼓動という「命のメトロノーム」が少しだけ狂ってしまう状態のことを指します。

新人看護師さんや介護職の方にとって、不整脈という言葉は非常に頻繁に耳にする一方で、どこまでが「様子を見ていいもの」で、どこからが「すぐに報告すべき緊急事態」なのか判断に迷うことも多いはずです。今回は、現場で必ず役立つ不整脈の基本知識を整理して解説します。

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「不整脈」の意味・定義とは?

不整脈(ふせいみゃく)とは、医学的に言うと心臓の拍動のリズムや回数が正常な状態から外れてしまったものを指します。英語では「Arrhythmia(アリスミア)」と呼び、これはギリシャ語で「リズムがない」という意味の言葉に由来しています。

本来、私たちの心臓は規則正しく電気信号を伝えて拍動していますが、この電気の通り道が滞ったり、予期せぬ場所から電気が発生したりすることで不整脈が起こります。電子カルテ上では、簡潔に「Arr」と略されることもありますので、申し送りの際はぜひ覚えておいてください。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

現場では、バイタルサインの異常を見つけたときや、心電図モニターの波形変化を伝える際に不整脈という言葉が使われます。医師や先輩ナースとの会話では、具体的な状況を添えるのがポイントです。

  • 「患者さんのバイタル測定時、不整脈と思われるリズムの乱れを触知しました。すぐに心電図を確認した方がよろしいでしょうか?」
  • 「申し送ります。〇〇さんは既往歴に不整脈があり、普段から脈が飛びやすい傾向がありますが、今日は少し頻度が高いようです。」
  • 「モニターで不整脈のアラームが頻発しています。本人にめまいや動悸などの自覚症状がないか、至急確認をお願いします。」

「不整脈」の関連用語・現場での注意点

不整脈とセットで覚えるべき代表的な用語に「心房細動(AF)」「期外収縮」があります。特に心房細動は、放置すると血栓ができて脳梗塞の原因になることもあるため、介護職の方も「いつもより脈がバラバラだな」と感じたら早めの報告が重要です。

注意点として、「不整脈=即、命の危険」ではないということも知っておいてください。ストレスや疲れでも一時的に起こるものもあります。しかし、患者さんが「胸が苦しい」「息がしにくい」「ふらつく」といった症状を訴えている場合は、単なる不整脈と軽視せず、緊急の対応が必要だと判断しましょう。

まとめ:現場で役立つ「不整脈」の知識

最後に、今回のポイントをまとめます。

  • 不整脈とは、心臓の拍動のリズムが正常ではない状態のこと。
  • カルテや申し送りでは「Arr」と略されることがある。
  • ただの脈の乱れか、緊急事態かは「本人の自覚症状」とセットで判断する。
  • 脈の乱れを感じたら、まずは落ち着いて患者さんの顔色や訴えを確認し、速やかに報告する。

初めて心電図モニターの波形を見たときは誰でも不安になりますが、まずは「いつもと何が違うか」を観察するところから始めてみてくださいね。あなたのその小さな気づきが、患者さんの命を守る大きな一歩になります。日々の業務、本当にお疲れ様です!

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