(Foley Catheter)
医療や介護の現場でよく耳にする「Foley(フォーリー)」という言葉。初めて聞いたとき、「それは何のこと?」と戸惑ってしまう新人さんは少なくありません。結論からお伝えすると、Foleyとは「留置カテーテル」のことです。
患者さんの排尿を管理するために、尿道から膀胱へ入れておく管を指す言葉として、日常的に使われています。忙しい現場では、わざわざ長い正式名称を言わず、「フォーリー」や「テンポラリー(一時的な)」といった略語でやり取りされることが多いため、基本知識として押さえておきましょう。
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「Foley」の意味・定義とは?
正式には「Foley Catheter(フォーリーカテーテル)」といいます。これは、アメリカの泌尿器科医フレデリック・フォーリー博士が考案したことが由来の名称です。先端に小さなバルーン(風船)がついており、膀胱内でそのバルーンを膨らませることで、管が抜けないように固定できる仕組みになっています。
医療現場のカルテや申し送りでは、単純に「フォーリー」と呼ばれるほか、「留置(りゅうち)」や「バルーン」と言い換えられることもあります。電子カルテの項目などでは、略語として「F」や「FC」と表記されることもあるため、職場ごとの略記ルールを早めに確認しておくと安心です。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
現場では、「フォーリーを入れる」「フォーリーを抜く(抜去)」といった表現で頻繁に登場します。具体的な会話例を見てみましょう。
- 「Aさんのフォーリー、今日のラウンドで抜去予定になっていますか?」
- 「フォーリーから血尿が出ているので、至急医師に報告してください」
- 「移動の際は、フォーリーのバッグが床につかないように注意してね」
このように、観察項目やケアの手順として日常的に使われます。特に介護職の方は、移乗介助の際にカテーテルを引っ掛けて抜いてしまわないよう、常に意識しておく必要がある重要なアイテムです。
「Foley」の関連用語・現場での注意点
フォーリーを扱う上で必ず覚えておきたいのが「尿路感染症(CAUTI)」のリスクです。管が入っていることで、細菌が膀胱に入りやすくなるため、清潔保持が非常に重要となります。
注意点としては、以下のポイントを意識してください。
- カテーテルの屈曲・圧迫:管が折れ曲がると尿が流れません。ベッド柵に挟まっていないか、常にチェックしましょう。
- バッグの高さ:尿が膀胱に逆流しないよう、排尿バッグは必ず腰より低い位置に保持します。
- 閉鎖式回路:感染を防ぐため、バッグの抜き差しを頻繁に行うのは厳禁です。
2026年現在の電子カルテシステムでは、カテーテル挿入日数が自動集計され、長期留置によるリスク管理がアラートで出る病院も増えています。疑問に思ったらすぐに先輩に確認し、安全な管理を心がけましょう。
まとめ:現場で役立つ「Foley」の知識
Foleyについて、最後に大切なポイントをまとめておきます。
- Foley(フォーリー)は「留置カテーテル」のことである。
- 先端のバルーンで膀胱内に固定する仕組みで、排尿管理に使われる。
- 現場では「留置」「バルーン」と呼ばれることも多い。
- 何より重要なのは、清潔保持と、管の屈曲・抜去を防ぐこと。
最初は専門用語が多くて大変かもしれませんが、一つひとつ現場で経験しながら覚えていけば必ず身につきます。患者さんの不快感を減らすケアは、看護・介護のやりがいにもつながりますよ。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょうね。
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