(Minimally Invasive Surgery)
循環器内科や心臓血管外科の現場で、先輩から「低侵襲手術(ていいんしゅうしゅじゅつ)」という言葉を耳にしたことはありませんか?これは、患者さんの身体への負担をできるだけ小さく抑える手術方法のことです。
医療の進歩により、大きな傷口を作る手術から、より小さく、より体に優しい手術へとシフトしています。新人ナースとして働く中で、この用語はカンファレンスや術後ケアの場面で必ず耳にする大切なキーワードですので、今のうちにしっかり理解しておきましょう。
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「低侵襲手術」の意味・定義とは?
低侵襲手術とは、英語で「Minimally Invasive Surgery(MIS)」と呼びます。「Minimally(最小限の)」と「Invasive(侵襲:身体を傷つけること)」を組み合わせた言葉です。
つまり、メスで大きく皮膚を切開するような従来の手術と比べ、内視鏡やカテーテル、ロボット支援などを活用して、傷口を最小限に留める手術全般を指します。傷が小さければ、術後の痛みも軽く、早期離床や早期退院が期待できるため、患者さんにとって非常にメリットが大きい治療法です。電子カルテや申し送りでは「MIS」と略記されることも多いので覚えておきましょう。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
現場では、治療方針の検討や術後ケアの計画を立てる際に頻繁に使われます。以下のような会話で耳にすることが多いはずです。
- 「患者さんの高齢と体力を考慮して、今回は低侵襲手術の適応で検討を進めましょう。」
- 「MISで術後3日目には離床を開始する予定なので、リハビリスタッフとも連携をお願いします。」
- 「低侵襲手術といっても出血や合併症のリスクがゼロではないので、術後のバイタルサインは厳重に観察してください。」
「低侵襲手術」の関連用語・現場での注意点
一緒に覚えておくべき関連用語には、「カテーテル治療」「胸腔鏡(腹腔鏡)手術」「ロボット支援手術(ダビンチなど)」があります。これらはすべて、低侵襲手術を実現するための手段です。
注意点として、「低侵襲=リスクが低い、簡単」と誤解してはいけません。傷が小さくても、高度な技術や特殊な機器を使用するため、術中の予期せぬ出血や血管損傷など、緊急対応が求められる場面もあります。患者さんやご家族には「体への負担が少ない」と説明しますが、私たち医療者は常に合併症のサインを見逃さないという緊張感を持つことが大切です。
まとめ:現場で役立つ「低侵襲手術」の知識
今回学んだ「低侵襲手術」のポイントをまとめます。
- 身体への負担(切開や出血)を最小限に抑える手術方法のこと。
- 英語ではMinimally Invasive Surgery(MIS)と呼ぶ。
- 早期離床・早期退院が期待できるが、合併症への観察眼は変わらず重要。
「低侵襲」という言葉の裏には、患者さんの回復を願う医療技術の進化が詰まっています。最初は難しい用語に圧倒されることもあるかもしれませんが、一つずつ意味を知ることで、現場でのケアに自信を持って取り組めるようになりますよ。明日からの業務も頑張りましょう!
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