【RASS】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

RASS
(Richmond Agitation-Sedation Scale)

ICUや救急現場で働く際、患者さんの意識状態をどう表現するかは非常に重要です。そんな時、チーム全員で共通の物差しとして使われるのが「RASS(ラス)」です。

RASSは一言でいうと、患者さんが「鎮静(眠っている)」状態なのか、あるいは「興奮」している状態なのかを、数値で客観的に評価するためのスケールです。感覚的な判断ではなく、統一された基準を使うことで、医師や看護師間で状態の認識を合わせるために欠かせないツールとなっています。

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「RASS」の意味・定義とは?

RASSとは、Richmond Agitation-Sedation Scaleの略称で、日本語では「リッチモンド興奮・鎮静スケール」と呼ばれます。2026年現在の現場でも、人工呼吸器管理中の患者さんや鎮静薬を使用している患者さんの評価において、最も広く使われている指標の一つです。

このスケールはプラス4からマイナス5までの10段階で構成されています。0が「穏やかで覚醒している状態」を指し、プラスに行くほど興奮や攻撃性が強く、マイナスに行くほど意識レベルが低下し、鎮静が深くかかっていることを示します。電子カルテ上でも「RASS: -2」のように記載することで、申し送りや治療方針の決定がスムーズに行えるようになっています。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

現場では、主に鎮静薬の投与量を調整する判断材料として活用されます。例えば、医師から「鎮静を浅くしていこう」と指示があった際、RASSを指標にして現在の状態を報告します。

  • 「患者さんのRASSを測定したところ、マイナス3でした。少し鎮静が深いようです」
  • 「RASSがプラス1で少し落ち着きがないため、鎮痛薬の追加を検討してもよいかもしれません」
  • 「鎮静薬を減量して、RASS 0を目標にコントロールしていきましょう」

「RASS」の関連用語・現場での注意点

RASSとセットで必ず覚えておきたいのが、CAM-ICU(ICUにおけるせん妄評価指標)です。RASSが「鎮静度」を測るのに対し、CAM-ICUは「せん妄(意識の混濁や幻覚)」の有無を確認します。RASSがマイナス4やマイナス5といった非常に深い鎮静状態にある場合は、CAM-ICUによるせん妄評価ができないため、順番としてまずRASSを評価することが鉄則です。

新人さんが注意すべき点は、RASSの評価には「痛み」や「不穏」の要素が含まれることです。患者さんが動いているからといって、単にRASSが高い(興奮している)と判断するのではなく、「なぜ動いているのか(痛みか、苦痛か、せん妄か)」という背景を観察することが、プロの看護師への近道ですよ。

まとめ:現場で役立つ「RASS」の知識

  • RASSは、患者さんの鎮静度をプラス4からマイナス5の数値で評価する指標です。
  • 0は「覚醒し、落ち着いている状態」を意味する基準点となります。
  • 鎮静薬の投与量調節や、せん妄評価の前提として不可欠なプロセスです。
  • 単なる数値だけでなく、なぜその数値になったのかという「理由」をセットで報告しましょう。

最初は評価の判断に迷うことも多いかもしれませんが、先輩と一緒に繰り返し練習することで、必ず感覚がつかめるようになります。日々の観察を積み重ねて、患者さんの小さな変化に気づけるナースを目指して頑張りましょうね。

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