【看看看】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

看看看
(Home-visit nursing research)

訪問看護や在宅医療の現場で、先輩スタッフから「今日の予定、看看看(かんかんかん)入れておいて」と言われて、戸惑ったことはありませんか?一見すると呪文のようにも見えるこの言葉ですが、実は訪問看護の現場において「状態観察や確認のための訪問」を指す、非常に実用的な隠語です。

医療DXが進み、電子カルテの入力が効率化されている2026年現在でも、多忙な申し送りの現場では、こうした短く伝わる言葉が重宝されています。今回は、新人さんが必ず一度は耳にするであろう「看看看」の正体と、現場での正しい使い方を紐解いていきましょう。

「看看看」の意味・定義とは?

「看看看」とは、正式な医学用語ではありませんが、訪問看護において「状態観察(かんさつ)」「確認(かくにん)」「見守り(みまもり)」の頭文字やニュアンスをとった、現場で愛用されている略語です。つまり、処置がメインの訪問ではなく、利用者のバイタルチェックや体調変化の有無を「見に行く」ことを意味します。

語源としては、中国語で「見る」を意味する「看(カン)」を重ねることで「注意深く確認する」というニュアンスが強まったものとされています。カルテやスケジュール帳では「看」の一文字や「看看看訪問」などと記載され、訪問先で特別な医療処置を行わず、主にアセスメント(状態評価)を行う時間を確保する際に使われます。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

現場では、多忙な中で「どのくらいの時間をかけて何をするか」を瞬時に共有する必要があります。そのため、「看看看」という言葉で、「急変のリスクはないけれど、念のため顔を見に行こう」という意図を伝えています。

  • 「昨晩少し元気がなかったみたいだから、今日の午後、看看看に行って様子を見てきてくれる?」
  • 「医師から経過観察の指示が出ているので、今週は看看看をベースにした訪問プランを組みましょう。」
  • 「創部の状態は落ち着いているけれど、念のため看看看で訪問して、不穏がないか確認をお願いします。」

「看看看」の関連用語・現場での注意点

関連用語として覚えておきたいのは、「状態観察(じょうたいかんさつ)」「バイタル訪問」です。「看看看」はあくまで現場の通称ですので、正式な看護記録(SOAPなど)には、略語ではなく「全身状態の観察を目的に訪問」や「心身の状態確認を実施」といった客観的な記載を心がけましょう。

新人さんが注意すべき点は、「ただ顔を見るだけ」と軽く捉えないことです。「看看看」の訪問であっても、会話の中から小さな訴えを拾い上げたり、室温や食事の残りから生活の変化を見抜いたりすることが、在宅医療の質を左右します。言葉の響きは軽いですが、その裏側にあるアセスメントの重要性は非常に重いということを忘れないでください。

「看看看」に関するよくある質問(FAQ)

Q. 看看看という言葉は、どの診療科や職種でも通じますか?

A. いいえ、主に訪問看護ステーションや在宅医療の現場で使われる言葉です。病院勤務の医師や他職種には通じない場合があるため、正式な会議や他部署との連携時には「経過観察」や「状態確認」という言葉を使うのが無難です。

Q. 看看看の訪問で、もし異常が見つかったらどうすればいいですか?

A. 異常を見つけることこそが「看看看」の最大の目的です。その際はすぐにリーダー看護師や担当医へ報告し、必要に応じて訪問時間を延長してケアを行ったり、緊急訪問の判断を仰いだりしてください。

Q. 看看看訪問でも看護記録は詳しく書く必要がありますか?

A. はい、必ず詳細に記載してください。特に「異常がなかったこと」を記録に残すのは、利用者の安全を守るために極めて重要です。電子カルテのテンプレートを活用し、効率的かつ正確に情報を残すようにしましょう。

まとめ:現場で役立つ「看看看」の知識

  • 「看看看」は、状態観察や確認のための訪問を指す現場の通称である。
  • 正式な記録には用いず、申し送りやスケジュール調整の簡略化のために使用する。
  • 「ただ見るだけ」ではなく、小さな変化に気づくための重要なアセスメントの機会である。
  • 専門的な正式名称(状態観察など)と使い分けることがプロのスキル。

医療現場の専門用語は、最初は慣れないかもしれませんが、一つひとつ意味を知ることで、チームの一員としての連帯感も強まっていきます。「看看看」の訪問を通じて、利用者さんの安心と健康を支える、頼れる看護師・介護職を目指してくださいね。応援しています!

💡 ヘルスケア実務・学習に役立つおすすめサービス

  • 📚 医学書・看護学書の高価買取
  • 🏥 最短1ヶ月で資格取得!医療事務講座
  • 🧑‍⚕️ 介護・福祉専門の求人・転職サポート
上部へスクロール