(Internal medicine)
医療・介護の現場で働き始めると、誰もが知っている「内科」という言葉でさえ、先輩たちが聞き慣れない略語や隠語で呼んでいて戸惑うことがありますよね。
「〇〇さん、インネレにコンサルトお願い」と言われて、「インネレって何科?」とパニックになった経験がある方もいるかもしれません。
今回は、基本中の基本である「内科」という言葉について、現場で実際に使われているリアルな表現や、最新のカルテ事情を踏まえて優しく解説していきます。
「内科(ないか)」の意味・定義とは?
「内科」とは、手術を行わずにお薬の処方や生活習慣の指導などを通して、体の内側から病気を治療する診療科のことです。英語では「Internal medicine(インターナル・メディスン)」と言います。
患者さんや一般の方にはもちろん「内科」で通じますが、医療現場のスタッフ同士の会話では、ドイツ語の「Innere Medizin(インネレ・メディツィーン)」を略して「インネレ」と呼ばれることが今でもよくあります。
また、最新の電子カルテシステムでは、英語の頭文字をとって「IM(アイエム)」や、Medicineの略である「Med(メド)」と表記されるのが主流です。多職種連携をスムーズにするため分かりやすい英語略語が推奨されていますが、ベテラン医師や昔ながらの慣習が残る現場ではまだまだ「インネレ」が飛び交っています。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
では、実際の申し送りやスタッフ間の会話で、「内科」がどのように表現されているのか、リアルな例をいくつか見てみましょう。
- 「この患者さん、高熱が続いてるからインネレにコンサルト出しておいて」
外科病棟などで、内科的な評価や治療が必要になった際、内科の医師に診察を依頼(コンサルト)するときによく使われます。 - 「明日の退院カンファは、IMの先生も参加予定です」
電子カルテの普及とともに増えているのが、英語略語の「IM(アイエム)」です。若いスタッフの会話や多職種間でのチャットツールなどでも、入力が早いためよく使われます。 - 「主科は外科だけど、併科でメド(Med)がかかってるよ」
こちらも内科を意味する「Medicine」の略です。複数の診療科を同時に受診している患者さんの情報共有などで登場します。
どれも指しているのは「内科」のことなので、焦らずに文脈から判断できるようになれば完璧です。
「内科(ないか)」の関連用語・現場での注意点
内科に関連する用語として一緒に覚えておきたいのが、さらに細分化された専門科の略語です。たとえば、消化器内科は「GI(ジーアイ)」、循環器内科は「CV(シーブイ)」など、臓器ごとに様々な英語略語が存在します。
新人の頃に陥りやすい注意点としては、先輩から「インネレに連絡して」と言われた際、「どの専門内科ですか?」と確認せずに総合受付に電話してしまうことです。現在の病院は内科が細かく分かれているため、呼吸器なのか消化器なのか、必ず具体的な科名を確認するクセをつけましょう。
また、患者さんやご家族への説明の際に「インネレ」や「IM」といった業界用語をうっかり使ってしまうと、「何かの隠語では?」と不安を与えてしまいます。現場のスタッフ間と患者さんへの対応では、言葉をしっかり使い分けることが信頼関係に繋がります。
まとめ:現場で役立つ「内科(ないか)」の知識
ここまで、現場における「内科」の様々な呼び方や注意点について解説してきました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
- カルテや申し送りでは「インネレ(ドイツ語)」「IM」「Med(英語)」と呼ばれることが多い
- ベテラン層はドイツ語、若手や最新の電子カルテでは英語略語が主流
- 「内科」と言われても、どの専門内科(消化器、循環器など)か必ず確認する
- 患者さんやご家族には、必ず分かりやすい日本語で「内科」と伝える
最初は聞き慣れない言葉の連続で頭がいっぱいになるかもしれません。でも、「インネレって内科のことなんだ!」と一つずつパズルを埋めていくように覚えていけば大丈夫です。あなたの成長をずっと応援していますよ!
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