(Headache)
医療現場のカルテや申し送りで頻繁に登場する「H/A」。これは、看護師や介護職にとって、患者さんの苦痛を理解するために欠かせない非常に重要なキーワードです。
一言でいうと、H/Aは「頭痛(Headache)」のことです。患者さんが「頭が痛い」と訴えた際、記録の手間を省きつつ正確に状況を伝えるために、カルテや申し送りで日常的に使われています。
「H/A」の意味・定義とは?
H/Aとは、英語の「Headache(ヘッドエイク)」の略称です。医学の現場では、頭痛を指す専門用語として広く定着しています。
語源としては単純にHead(頭)とAche(痛み)を組み合わせたものですが、カルテへの記載時間を短縮し、かつ一目で状態を把握できるようにするための「業界の共通言語」として重宝されています。最近では電子カルテの普及により、頭痛の部位や強さを数値化して入力することも増えていますが、医師や看護師同士の口頭伝達では今も現役で使われる表現です。
医療・介護現場での実際の使われ方・例文
実際の現場では、患者さんの状態を簡潔に報告する際に多用されます。特に急変の兆候やバイタルチェックの際、以下のように使われます。
- 「患者様が朝からH/Aを訴えています。血圧も少し高めなので注意が必要です。」
- 「夕方の申し送りですが、〇〇様は日中H/Aがあったため、頓服薬を使用しました。」
- 「術後の経過観察中ですが、H/Aの増悪がないか継続してモニタリングを行います。」
「H/A」の関連用語・現場での注意点
H/Aとセットで覚えておきたい用語に「N/V(吐き気・嘔吐)」があります。頭痛と吐き気が同時に起こる場合、脳疾患などのリスクを疑う必要があるため、カルテに「H/A、N/Vあり」と記載されていたら、早急な医師への報告が必要なサインかもしれません。
注意点として、H/Aはあくまで「症状」の名前です。新人の方は、ただ「H/Aがある」と報告するだけでなく、「痛みの場所(前頭部なのか後頭部なのか)」「痛みの質(ズキズキするのか、締め付けられるのか)」「随伴症状(吐き気やしびれはないか)」までセットで観察し、報告するクセをつけましょう。IT化が進んだ現場でも、こうした細かな観察眼はAIには代えられない看護の力です。
「H/A」に関するよくある質問(FAQ)
Q. カルテに記載する際、H/Aはそのまま使っても大丈夫ですか?
A. 基本的には問題ありませんが、病院や施設によって「カルテ記載は正式名称で」というルールがある場合もあります。まずは職場の先輩がどのように記載しているかを確認し、マニュアルに従うのが一番安心です。
Q. 「H/A」以外の頭痛の略語はありますか?
A. 「頭痛」=H/Aが最も一般的ですが、重症度が高い場合や特定の疾患が疑われる場合は、医師が正式な病名(片頭痛や緊張型頭痛など)で指示を出すことがほとんどです。
Q. 患者様の前で「H/A」と言っても大丈夫でしょうか?
A. 避けた方が無難です。医療者同士の効率的なコミュニケーションのための略語ですので、患者様やご家族の前では「頭痛」という言葉を使い、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
まとめ:現場で役立つ「H/A」の知識
- H/Aは「Headache(頭痛)」の略語である。
- カルテや申し送りで効率的に症状を伝えるための必須ツールである。
- 単に「H/Aがある」だけでなく、場所や随伴症状もあわせて観察することが大切。
- 患者様の前では正式名称である「頭痛」を使うのがマナー。
日々の業務は忙しく、覚えることもたくさんあって大変だと思います。ですが、こうして一つずつ専門用語を理解していくことは、確実にあなたの看護・ケアの質を高めてくれます。焦らず、少しずつプロへの階段を登っていきましょう。応援しています。
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