【RR】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

RR
(Respiratory Rate)

医療現場で働いていると、先輩から「患者さんのRR、確認しておいて!」と声をかけられる場面は非常に多いですよね。この「RR」とは、一体何を指しているのでしょうか?

結論から言うと、RRは「呼吸数」のことです。バイタルサインという、患者さんの状態を知るためのもっとも基本的な指標の一つであり、毎日のケアや申し送りの中で必ずと言っていいほど登場する重要なキーワードです。

「RR」の意味・定義とは?

RRは、英語のRespiratory Rate(レスピラトリー・レート)の頭文字をとった略語です。日本語ではそのまま「呼吸数」と訳されます。

呼吸数とは、1分間に何回呼吸をしているかを示す数値のことです。吸う息と吐く息を合わせて1回と数えます。成人の安静時の基準値は、一般的に1分間に12回から18回程度とされています。カルテや経過表では、この数値を「RR: 16回/分」といった形で記載するのがルールです。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

現場では、バイタルチェックの際や、急変時の申し送りなどで頻繁に耳にします。最近では電子カルテへの入力が主流ですが、医師への報告や申し送りといった口頭でのやり取りでは、必ずといっていいほど「RR」という言葉が使われます。

  • 「患者さんの様子が少し苦しそうです。今のRRを測ってみましょう」
  • 「術後の経過観察中です。RRの上昇が見られるので、少し様子を詳しく記録してください」
  • 「申し送りします。バイタルサインですが、BPは120/80、HR 75、RR 18で安定しています」

「RR」の関連用語・現場での注意点

RRとセットで覚えるべきなのが、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)です。呼吸数(RR)が異常に多いのにSpO2が低い場合は、呼吸不全の危険性が高いため、即座に医師へ報告する必要があります。

注意したいのは、呼吸数は「意識して測ると患者さんが緊張してリズムが変わってしまう」という点です。そのため、バイタル測定の際は、脈拍を測るふりをして自然な呼吸数をカウントする、というテクニックを身につけることが新人看護師にとっての第一歩となります。

「RR」に関するよくある質問(FAQ)

Q. RRを測るタイミングは決まっていますか?

A. 基本的には、決まった時刻のバイタルチェック時です。ただし、患者さんが息苦しそうにしている時や、普段と様子が違うと感じた時は、定時でなくてもすぐに測定して異常の有無を確認しましょう。

Q. 呼吸が浅くて数えにくい時はどうすればいいですか?

A. 無理に15秒や30秒で判断せず、できれば1分間しっかりと観察してください。浅くて速い呼吸(頻呼吸)は、重症化のサインであることも多いため、数えるだけでなく「呼吸の深さ」や「努力呼吸の有無」も併せて観察しましょう。

Q. 呼吸数は何回を超えたら危険ですか?

A. 一般的に成人の場合、20回を超えると頻呼吸と呼ばれ、注意が必要です。特に急激にRRが上昇している場合は、身体が酸素不足を補おうとしているサインかもしれないので、すぐに先輩看護師に相談してください。

まとめ:現場で役立つ「RR」の知識

  • RRとはRespiratory Rate(呼吸数)の略語である。
  • 1分間の呼吸回数を確認し、呼吸の深さやリズムも併せて観察する。
  • バイタルサインの基本であり、SpO2とセットで考えることが重要。
  • 意識させずに自然な呼吸数を測るのがプロの技術。

RRを正しく評価できることは、患者さんの変化にいち早く気づくための大切なスキルです。最初は難しく感じるかもしれませんが、日々のケアの中で意識していれば自然と身についていきます。焦らず、一歩ずつ成長していきましょうね!

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