【看看看】とは?医療・介護現場での意味や使い方を分かりやすく解説

看看看
(Home-visit nursing caregiver support)

訪問看護や在宅医療の現場で、ふと耳にする「看看看(かんかんかん)」という言葉。なんだか呪文のようですが、これは決してふざけているわけではありません。

一言でいうと、これは「訪問看護師と介護職が連携して、利用者様の状態をしっかりと見守り、情報を共有すること」を指す、現場特有の略語のような表現です。多職種連携が欠かせない在宅現場において、共通認識を持つための合言葉のような役割を果たしています。

「看看看」の意味・定義とは?

「看看看」は、正式には「Home-visit nursing caregiver support」の文脈から生まれた、訪問看護(看護)と介護(介護)、そしてそれらを見守る視点(観察)を重ねた言葉です。

それぞれの「看」には意味があります。一つ目の「看」は看護師による医学的な観察、二つ目の「看」は介護職による生活面での見守り、そして三つ目の「看」は、チーム全体で情報を統合して「見続ける」という継続性を意味しています。

専門用語というよりは、現場のスタッフが申し送りの際に「このケースは看護と介護の両面からしっかり『看看看』していこう」といった形で、意識共有のために使う便利なフレーズとして定着しています。

医療・介護現場での実際の使われ方・例文

実際の現場では、特に重症化予防が必要な利用者様や、状態が変わりやすい方のカンファレンスでよく耳にします。具体的には、以下のようなシーンで使われています。

  • 「A様のADLが低下気味なので、今週は看護と介護で情報を密にして『看看看』でいきましょう」
  • 「医師からは皮膚状態の観察を指示されています。看護で処置はしますが、デイサービス側でも『看看看』で変化を教えてください」
  • 「ご家族が不安を感じているようです。ケアマネ含めチーム全員で『看看看』の姿勢を見せて、安心感を提供しましょう」

「看看看」の関連用語・現場での注意点

一緒に覚えておきたい用語に「多職種連携(ICT連携)」があります。2026年現在は電子カルテやチャットツールを通じたリアルタイム共有が主流です。「看看看」という精神論だけでなく、実際のDXツールを活用した記録共有がセットで求められます。

注意点として、この言葉はあくまで現場内の「合言葉」に近いものです。正式な医学用語や診療報酬上の用語ではないため、医師への報告や公的な書類作成の際には、「看護と介護による合同モニタリング」など、正確な言葉に言い換えるよう心がけましょう。

「看看看」に関するよくある質問(FAQ)

Q. 看看看は病院のカルテに書いてもいいですか?

A. いいえ、公式な診療記録であるカルテには書かない方が無難です。カルテには「看護・介護による合同モニタリングを実施」など、客観的で誰が読んでも分かる記録を残すのがマナーです。

Q. 介護職から看護師に「看看看しましょう」と言っても失礼になりませんか?

A. 全く失礼ではありません。むしろ、介護職の方から積極的に連携を提案してくれるのは、看護師にとっても非常にありがたいことです。信頼関係を築くための前向きな言葉としてどんどん使ってください。

Q. 看看看はどのくらいの頻度でするべきですか?

A. 利用者様の状態によりますが、基本は「定期的」かつ「変化があった時」です。最近はチャットツールで毎日の変化を報告し合う現場も増えているので、チームで決めたルールに従いましょう。

まとめ:現場で役立つ「看看看」の知識

  • 看看看とは、看護・介護の垣根を超えてチームで利用者を見守る姿勢のこと。
  • 現場の合言葉として使い、多職種連携を深めるきっかけにする。
  • 正式書類には使わず、報告時は専門的な用語に言い換える。
  • 最新のICTツールを活用して、スムーズな情報共有を意識する。

現場での連携は、時に難しく感じることもあるかもしれません。ですが「看看看」という意識を持つだけで、チームは必ず強くなります。自信を持って、日々のケアに取り組んでいきましょう!

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